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リモコン便座

リモコン便座とは、リモコンによって便座の上げ下げ、便器洗浄、ウォシュレット操作、便座温度調節などができる機能のことです。近年、便ふたオート開閉機能が付いている便座が普及しています。

●リモコン便座とは、リモコン操作によって便座の上げ下げ、便器洗浄、ウォシュレット操作、便座温度調節などができる機能のことです。
便器洗浄をする場合、背後にあるレバーが操作しにくいことがあります。そういった時にリモコン洗浄が便利です。リモコンは大体座っている体勢で操作しやすい場所に取り付けられているので、簡単に操作することができます。
最近の機能では呼び出し機能が付いているリモコンがあります。お子様のトイレトレーニングや、トイレットペーパーがなくなった時などに役に立ちます。

●リモコンの取り付け方法リモコン便座のリモコンは赤外線を使って操作しています。赤外線が届かない位置にリモコンを設置すると反応しませんので、作動する位置を確認してから取り付けるようにしましょう。取り付け位置を決めたらリモコンからホルダーを外します。
リモコン本体には電池を入れてセットします。取り付け位置にホルダーを仮止めします。赤外線受信状態によって取り付け所を変更します。
リモコンの受光部はほとんどの場合便座本体の右側にあるので、リモコンのも右側に取り付けた方が良いでしょう。取り付けが終わったら電源プラグを差し込み、ボタン操作によってそれぞれが正しく作動するか確認しましょう。

●便ふた開閉とは近年、センサーによって自動で便ふたを開閉してくれるオート開閉機能が付いている便座が普及しています。手を使わずに開閉するので、衛生面で安心できますし、屈んで開閉することがなくなります。
トイレから離れると自動で閉じるので、開けっ放しも防ぐことができ、暖房便座の節電にも役立っています。センサーで開閉できない場合は、リモコンによって操作する場合もあります。

●便ふた開閉センサーの感度　家づくりの実務情報誌『日経ホームビルダー』では、便ふた自動開閉センサーの感度について実験しています。便ふたを自動で開くためのセンサーの感度を、ドアを空けたすき間を想定して比較をしています。便ふたのオート開閉機能をオンにした状態にしておき、一旦ドアを完全に閉めます。
つぎに1cmずつドアを開き、その前を人がゆっくりと歩くようにします。便ふたが開いた時、センサーが感知したと判定して、ドアのすき間を測定しています。
最も感度が良かったもので、ドアのすき間が2cmでセンサーが反応しました。ほとんどの製品のセンサーは焦電型赤外線を使用しており、このセンサーは赤外線を照射した面の温度変化を検知する仕組みです。ただ、センサーの位置は製品で異なっているので、センサーの感知範囲とトイレ空間がセンサーに反応できる環境なのかを確認してどの製品にするか決めた方が良いでしょう。