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給水管

給水管とは、配水管から分岐して、そこから各戸の給水栓まで浄水を送る管のことをいいます。水質や管の内外圧の受け方、管の特性などを考慮して、その土地の使用目的にあった種類を使用します。

●給水管とは、配水管から分岐して、そこから各戸の給水栓まで浄水を送る管のことをいいます。給水管には、鉛管や亜鉛メッキ管、銅管、硬質塩化ビニール管、ポリエチレン管、などがあります。これらの使い分けは、水質や管の内外圧の受け方、管の特性などを考慮して、その土地の使用目的にあった種類を使用します。

●給水管の種類家庭給水管用のパイプの主な種類と特徴は以下の通りです。
・硬質塩化ビニール管屋内、宅地内に使用されます。腐食に強く加工が容易ですし、価格も安いです。デメリットとして熱や紫外線、衝撃、外圧に弱い部分があります。
・耐衝撃性硬質塩化ビニール管埋設、コンクリ内、道路に使用されます。腐食、外圧衝撃に強く、加工が容易ですが耐熱性がありません。
・硬質塩化ビニールライニング鋼管主に建物内部の給水や冷水配管に使用されています。安価で腐食に強いですが、加工が難しいです。設置する際には切断面と外面の防腐加工が必要です。
・耐熱性硬質塩化ビニールライニング鋼管主に屋内や宅地内の給湯配管に使用します。強度があり、腐食に強く耐熱性もありますが、加工が難しく、耐熱温度は85℃以下となっています。
・架橋ポリエチレン管主にシステム配管に使用されています。施工が容易で耐熱、耐寒、耐食性に優れています。
・銅管主に給湯用配管、屋内外宅内に使用されています。耐食性に富み、軽量で加工が容易です。価格が安く入手しやすいですが、外皮が傷付くと腐食しやすい点があります。
・ダクタイル鋳鉄管主に水道の配水管の本管に使用されています。強靭性に富み、衝撃に強く耐久性があります。しかし、サイズが大きい物しかありません。

●給水管の寿命給水管の寿命は、管の素材や使用場所、使用用途によって異なるので、特にこれといった定めはありません。大まかな寿命として耐用年数15年となっています。