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サーモスタット付き混合水栓

サーモスタット付き混合水栓とは、吐水口から出てくる水の温度を自動調節してくれるシステムのことです。サーモスタット付き混合水栓はお風呂に多く設置されています。

●サーモスタット付き混合水栓とは、吐水口から出てくる水の温度を自動調節してくれるシステムのことです。混合水栓はキッチン、洗面台、お風呂などについていますが、サーモスタット付き混合水栓はお風呂に多く設置されています。
お風呂の混合水栓は、他の混合水栓よりも構造が複雑です。シャワーと蛇口の切り替えがあり、サーモスタット付き混合水栓の特徴である温度調節ダイヤルが付いています。キッチンや洗面所の混合水栓はサーモスタット付き混合水栓を使用していることは少ないです。
キッチンで多いのは、シングルレバー式混合水栓です。水を出す・止める・温度調節を１本のレバーで操作するシステムとなっています。この場合、レバーを右に向けるか左に向けるかで水の温度が変わります。洗面所の混合水栓も、キッチンと同じような混合水栓の方式になることが多いです。

●サーモスタット付き混合水栓の長所お風呂の混合水栓には、サーモスタット付き混合水栓と、サーモスタット付きではない混合水栓があります。サーモスタット付きではない混合水栓は、温度調節ダイヤルの表示が数字ではなく、水色が冷たい、黄色が適温、オレンジが熱いといった色分けがされています。
この色を目安にしてダイヤルを回し、温度調整を行います。しかし、サーモスタット付き混合水栓ではない場合、元の水の温度が季節などの要因で上下することになり、夏は水色に近い黄色部分が適温に、冬はオレンジ色部分が適温になるなどの、適温位置が変わってしまう現象が起こります。
これに対して、サーモスタット付き混合水栓の場合、温度調整ダイヤルに35度から40度といった間隔で数字が表示されています。この数字を目安にダイヤルを回すと、季節による水道水の温度の変化にかかわらず、いつでも同じ温度のお湯が出てきます。つまり、夏でも冬でもダイヤル位置を変える必要がありません。
これにより、お風呂に入るたびに温度調整ダイヤルを回さなくても、いつでの好きな温度のお風呂に入れます。